現代思想のなかのプルースト 作者: 土田知則 出版社/メーカー: 法政大学出版局 発売日: 2017/08/28 メディア: 単行本 この商品を含むブログを見る (多忙です。火曜午前中までに、これを含め、3本書けばよい計算ですね。頑張りますが、できるかどうかは不明…

バイバイ、テパタン

「答案と解答を突き合わせよ」とのメッセージが、年少の友人から来ているような気がする。あの話をするべき時宜が整ったということなのかもしれない。 もう率直に書いてしまうが、どういう理由からか神秘体験に愛されている自分は、時々そこにいない人の声が…

翼ある祝福よ届け

日本一の栄冠を勝ち取った「駅伝ガールズ」たちの雨の日の室内訓練には、時折りテレビ取材が入ることがあった。「南海放送です~」という今の声真似でわかる人にはわかったはず。ひよこ感のある短髪の男性で、当時は「もぎたて」な地元密着愛を前面に押し出…

この国の明日へ、手紙をください

カニレターの届いていない郵便受けなんて、シナモンの入っていないアップルパイのようなものだ。 確かイギリスの小説にそんな一節があったような気もするが、気のせいかもしれない。手紙でなくとも、ある程度意思疎通ができれば、相手の心が未知数に思えて不…

隣組からの国債的エア・メール

世界一短い曲のことを考えていた。歌詞はこの一行、演奏時間は1.36秒。 You suffer, but why? 今晩の自分がやけに共感してしまう歌詞だ。デスメタル系のアーティストの曲らしい。ここに書いた記事の名前と関連を感じてしまう。 1.316秒は極端だとしても、テ…

とびっきり甘い梨味のアンソニー

誰もができることなのに、自分だけが虚構と現実の区別がつかないのは、なぜなのだろうか。 他のせいにするの良くないかもしれないけれど、virtually という英単語にも責任の一端がありはしないか。①仮想的に ②事実上 という相反する二つの意味が込められてい…

アップルパイ―(シナモン+アップル)=?

今朝は雨。台風が近づいているせいだ。仕事の山場を越えて安心した瞬間、風邪を引いたり、休息を求めたりする正直な体をしているせいで、早朝に出社して少しキーボードを叩いてから、会社の通路に段ボールを敷いて倒れていた。激しい雨音を聴きながら、段ボ…

旧ソビエト経由の巨星

中学生の頃、サッカーをやっていた。ポジションはサイドバックかスイーパーだった。幸運なことに、サッカー体型にはならずに幾分か足が長いままだったので、コーナーキックを蹴る役を務められたのは嬉しかったが、それ以外は「アモーレ」な同郷のジョカトー…

「モルディブへは僕は行かない」

見たこともないのに、勝手に世界一の絶景だと心中で決めている場所がある。太平洋の北マリワナ諸島にあるロタ島で、島が美しいのではなく、ロタ・ホールと呼ばれる海中にあるブルーの光の束にうっとりするような魅惑を感じてしまうのだ。ひょっとしたら、あ…

とびっきりのスマイルに間に合えば

何であれデザインが好きな性格だが、あまりブランド物に凝ったことはないし、この記事で紹介した現在の愛車も one million under だったから、デザインが好きで買ったものの、偽物をつかまされたのかもしれない。 それでもディーラーへ出向くと、噂通りの心…

知る→Can I ?

本人が悪いわけでもないのに、死後も「ひっぱた」かれたり、数コマの漫画の中で論破されたりと、草場の陰で多忙かつ不遇の立場を送っているのが、丸山真男だ。 (4コマ漫画は以下のサイトから無料ダウンロードして、誰でも引用して拡散できるよう配慮されて…

銃弾のあとの黄金色の麦畑

昨晩、憧れの女性が、銃で胸を撃たれてしまった。 はっとなって身を起こした。夢だった。きっと、この記事で紹介した小林麻美の射殺シーンが記憶に残っていたせいだろう。夢の中の女性は別人のようにも見えたが、中学生のころ憧れていた小林麻美と同じような…

ワンダフルな平行世界

飼い主のペット・ロスも大変だろうが、ペットの飼い主ロスはもっと大変だろう。be at a loss という表現も、元を辿ると、狩猟で猟犬が獲物の痕跡を見失ったときの様子からきているらしい。その言葉が生まれたのは15世紀のこと。獲物ならまだしも、飼い主を失…

喧嘩より変化への順応が尊い

「文学の政治性」という言葉を、これまで自分は比較的多用してきた。これはもちろん、理想的な政治形態を小説で描けばよいということを意味しない。主題論上の話ではなく、方法論上の話だ。どのような手法が、どのような政治性を持っているのか。もう少し発…

夜の旅路に咲くフォスフォレッスセンス

世にはダザイストなる熱狂的な太宰ファンが多くいて、非ダザイストが太宰を迂闊に論じることを許さない雰囲気がある。 といっても、太宰の屈指の名短編として「フォスフォレッスセンス」を挙げることくらいは許してもらえそうだ。太宰のことだから何か仕掛け…

Road of Resistance

!少し古い話になる。5月に広島を訪れたとき、原爆ドーム沿いを流れる川の「折り鶴フロート」を観に行った。 夕刻、「わくわく号」という名のティーカップ状のエンジン付きボートがやってきて、川岸においてあるロープでつながった折り鶴たちを、川の中へ曳き…

Remember Imphal!

先日チェックしている複数のツイッタラーのタイムラインがざわついた。 無理もない。あのインパール作戦のテレビ特集が放映されたのだ。インパール作戦とは、第二次世界大戦で最も無謀な軍事作戦とも言われた文字通りの地獄。自分も含めて、平和や安全に恵ま…

モエ・エ・シャンドンにはまだ早すぎる

もしこのブログが書籍化されるような幸運へ辿り着けたら、書名は『檻々の歌』にしよう。今晩ふとそんなことを思いついた。しかし、そんな願いも空しく、すべてが水泡に帰するかもしれない。世界は何が起こるかわからない不確実性に満ちている。 それにしても…

晴れ時々パープルレイン

「しくじった。惚れちゃった」とその人は言って、笑った。(…)「しくじった」とその男は、また言った。「行くところまで行くか」「ピザですわ」 まさか、さっそくこの思い出深い記事を活用できるとは。というわけで、今日のブランチは、地元のイタリアンレ…

荒野での孤独なサーブ練習

従姉妹に悲恋相手のジュリエットがいる。 写真の中で唯一の男性が幼稚園の頃の私。帽子が母、一番幼いのが妹で、隣にいる可愛らしい女の子が従姉妹のジュリエット(仮名)。幼稚園の頃は、将来ジュリエットと結婚したいとの私の申し出に、両家ともが「お似合…

虹を越えて飛んでいく鳥

メリー・クリスマス。 思わず季節外れの挨拶をしてしまったのは、世界で最も売れたダンスミュージックのジャケット写真に映っているのが、たぶんあのクリスマス島のカニだから。道といわず野といわず、すべてを埋め尽くして、赤いカニたちがざわざわと海へ向…

Road to the True HOMELAND

話はまた天丼から天使に戻る。 昨晩グランドピアノの上で寝そべっていたジェーン・バーキンは1946年生まれ。自分より少し上の世代の男性陣から、ラジオから流れてくるバーキンのエロティックな嬌声に、思春期に惑わされてしょうがなかったという話をよく聞か…

フレンチ天丼的目覚めを待ちながら

勝手気儘に書き流しているように見えて、このブログはさまざまな制約を受けながら、状況を打開するために書かれているものがほとんどだ。一昨晩の記事は「天使に魅せられて美バラードばかり引用せずに、秋晴れの爽快感のある記事を」との要望を受けて書いた…

声を聴きつづけ、越えつづける

ここで紹介した heavenly voice の持ち主 Kirsty Hawkshaw を最初に知ったのは、彼女が King Crimson をカバーしたときのこと。アルバムを買った記憶はあるが、典型的な天使らしい容姿とは異なるベリーショートとユーロビート全開の打ち込み音が、自分からは…

毎日、友好的、時々、天使好き

daily, friendly, sometimes heavenly ここに書いた三つの -ly は副詞ではなく形容詞。slowly や carefully のように、形容詞+-ly は副詞を作るが、名詞+-ly は形容詞となる。意訳すると「毎日、友好的、時々、天使好き」といった感じだろうか。これが現在…

祝祭日の弾丸女王蜂

もし幸運にも、若者の頃、パリで暮らすことが出来たなら、その後の人生をどこで過ごそうとも、パリはついてくる。パリは移動祝祭日だからだ。 移動祝祭日 (新潮文庫) 作者: アーネストヘミングウェイ,Ernest Hemingway,高見浩 出版社/メーカー: 新潮社 発売…

Cry for the Moon

昨晩は0時過ぎに就寝して、6時に目覚ましをかけた。4時間前後の睡眠不足の日々が続いていたので、昨晩くらいは睡眠を分断しない方がいいという判断。5時半過ぎに、死者をも蘇らせるような凄まじい雷鳴が鳴り響いたのに叩き起こされて、そこからシャワーを浴…

素人でも分かる危険な「素人設計」

自分には弟はいるが兄はいない。いないのに想像上の兄貴から、something new を書くよう命じられている気がして、自分に新しい何ができるのかを考えていた。すると今朝、something new は news からやってきた。昨晩の報道ステーションの録画を見ていたとき…

透明な林檎が一生の宝物

何ということだろう。 まやかしに魅せられて、というか、あやかしに魅せられて、といってもたぶん同じことだと思うが、4時間くらい何も書けなかった。あやかしに包まれた中で、誰かと何を話そうかと真剣に考え込んでいて、ところが、待って、まさか全員知っ…

蝶の舞う草原へサイクリングに

松山市の道後にどういうわけか英国式の洋館が現れたときには、何となく場違いな違和感を感じた。地元の名士が手がけているホテル事業にケチをつけたくはないし、良質のレストランやカフェは自分もよく利用している。十数年もたてば、地元民にとっては馴染み…